大坪義様

太良輝星　仰ぎ無となる　古希の旅

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太良空の　夜空眺めて　何おもふ

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露天風呂　まる見えならしい　豊洋荘

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竹崎蟹　食べに来ました　豊洋荘

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寒空も　ひとり眺めて　あたたかし

律子様

太良の海　輝く星と　冬の月

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凍星や　眼下に潮騒　太良の宿

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あつあつの　お湯につかって　朝ぼらけ

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満天に　太良の潮騒　凍てし星

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凍ても星や　多良の潮騒　　下にして

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満天は　凍星のもの　太良港

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旅に来て　父思ひたる　寒昴

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望遠鏡　二台や冬の　露天風呂

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しづかなる　有明海や　冬オリオン

さちえ様

寒暁の　日より色濃い　蟹たまご

谷口文章様

年始め　決意固めて　甲羅酒

はるこ様

通せんぼ　竹崎かにか　十方空

しんや様 ゆき様

星はじき　破顔の母と　祝う古希

千彩様

くちづけの　そのかたちして　渡蟹（わたり）吸ふ

千彩様

星月夜　きみの背に書く　幸せと

千彩様

朔月や　群（むれ）とぶ鳥を　染める朝