旅館 豊洋荘 *星降る露天とかにまぶし*【公式ホームページ】
思い出川柳
最終更新2020.02.09
2019秋にお泊まりのお客様作
すみれ傑作
どこからともなく菜の花の香りと水仙の香りが届いてきている豊洋荘です。花の便りが聞こえてくれば心もウキウキ、露天に入るのも楽しくなって参ります。どうぞ豊洋荘で、旅の思い出を575に残してみませんか?みなさまの作品を楽しみにしています。
これまでに豊洋荘で詠んで頂いた句、すべてを掲載させて頂きます。 あなたの句もきっと出て参ります。日々更新致しますのでお楽しみに!
1925年(大正15年)寺を出て雲水姿で西日本を中心に旅し句作を行い、旅先から「層雲」に投稿を続けた戦前の日本の俳人:種田山頭火(たねださんとうか)。旅の途中、なんと!ここ太良でも句を詠んでいたのです。山頭火も認めた、太良の景色の良さ、水の美しさ。太良に住む者として、こんなに嬉しいことはありません。ぜひ、山頭火と同じ足取りで旅されてみてはいかがですか?
(以下一部抜粋)
二月廿六日 晴曇定めなくして雪ふる、湯江、桜屋(三〇・上) だいぶ歩いたが竹崎までは歩けなかつた、一杯飲んだら空、空、空! 酢牡蠣で一杯、しんじつうまい酒だつた! 夢の中でさへ私はコセ/\してゐる、ほんたうにコセ/\したくないものだ。
二月廿七日 風雪、行程七里、多良(佐賀県)、布袋屋(三〇・中) キチガイ日和だつた、照つたり降つたり、雪、雨、風。…… 第二十二番の竹崎観音(平井坊)へ参拝。 今日はお天気が悪くて道は悪かつたけれど、風景はよかつた、山も海も、そして人も。 此宿はよい、まぐれあたりのよさだつた。 ここに住みたい水をのむ
二月廿八日 晴、曇、雪、風、行程五里、鹿島町、まるや(三〇・中) 毎日シケる、けふも雪中行乞、つらいことはつらいけれど張合があつて、かへつてよろしい。 浜町行乞、悪路日本一といつてはいひすぎるだらうが、めづらしいぬかるみである、店鋪の戸は泥だらけ、通行人も泥だらけになる、 地下足袋のゴムがだんぶり泥の中へはまりこむのだからやりきれない。 同時に、此地方は造酒屋の多いことも多い、したがつて酒は安い、我党の土地だ。
豊洋荘は目の前に有明海、後ろには連峰太良岳、露天風呂からは星空を貸し切り出来る自然豊かな場所にあり、磯の香りと波の音、上空からは鳶の声など「五感で楽しめる宿」である事がちょっと自慢でもあります。ぜひ、太良町豊洋荘で一句詠まれてみてはいかがでしょうか?句会の皆様向けの特別プランを企画致しました! “俳句・短歌を詠もうプラン”でお越しのお客様には竹崎城はじめ、太良町の自然豊かな名所へご案内させて頂きます。(ご案内は平日限定)お問い合わせをお待ちしております。
豊洋荘 TEL 0954-68-3545